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【2015RCS2】5歳クラス決勝レポート


ほんの一瞬ではあったが、たしかにスタートのシグナル音は2回鳴っていた。このわずかな差でも、選手たちの血流の拍動に微妙な誤差を生じさせる。

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とくにスタート前の緊張した瞬間には、マイクロ秒の単位で拍動がカウントされると言う。それが個々によって差があればなおのこと、わずかなシグナルの誤差音も見逃してはならない。それがR.C.Sにおける「平等」のルールでもあるのだ。
……ということで、再スタートとなった第2戦5歳決勝。

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11番グリッドから先行したのは、双子の兄弟の兄・みやうちたすく選手(FICUS RACING)。緩い上り坂の第1コーナー右50Rから細長いS字を描く左50Rの第2コーナー。そして左60度角をクリア。2番手に付けているいけがみりょうま(Ichi 2 Thunders)選手を約2バイク離して、勝負どころとなるWヘアピンへと向かう。

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3番手にはみやうち兄弟の弟・つむぐ選手(FICUS RACING)がりょうま選手を3バイクほどの差で追う。その背後にはたかしまこうしろう選手(フリー)が、虎視眈々と表彰台を狙う走りを見せていた。

Wヘアピンは最初は右、次に左カーブとなる。きれいなコーナーリングでたすく選手が最初のヘアピンをクリア。続いてりょうま選手が右ヘアピンを回り込んだその時重心を失って転倒。後続のつむぐ選手、こうしろう選手はとっさに右、左に分かれながら転倒したりょうま選手をかわして多重事故は回避した。
その間にトップのたすく選手はリードを広げ、2番手に浮上したつむぐ選手に7~8バイク以上の差で独走態勢を築いていった。

こうなると興味は双子の兄弟1、2フィニッシュの行方である。2番手には付けているものの、こうしろう選手との差は半バイクしかない。しかも次の左10Rコーナーへの侵入は、こうしろう選手がイン側を狙える位置だ。さらに、2バイク差でひがしかずや選手(TEAM RIVER)が、その2選手をピタリとマークしていた。

左10Rコーナーへの侵入で、半バイクほどリードしていたつむぐ選手が巧みなコーナーリングでクリア。ここでこうしろう選手に1バイクの差を付けたつむぐ選手は、あとは兄・たすく選手を追うばかりとなった。
そして最後の直線。すでにたすく選手との差は10バイクほど付いており、逆転は難しい状態ではあったが、同じ血を引くキック力の強さにモノを言わせ、3番手のこうしろう選手との差を広げていった。

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優勝はみやうちたすく選手、10バイクの差で2位は双子の弟・みやうちつむぐ選手、最終的には3~4バイクの差がついたたかしまこうしろう選手が3位。そして最後の凄まじい追い上げでほぼ同時の4位ゴールはひがしかずや選手だった。

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第2戦最終結果はこちら

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