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【2015RCS2】7・8歳クラス決勝レポート


不思議なもので、これまでOPENクラスが最上位であり、これに勝てばR.C.S最強ライダーと誰もが信じて疑わなかった選手たちが、別枠で付加価値付きのOPENクラスが設定されてからというもの、それまでの顔つきがガラリと変わってしまったのである。ましてや昨日、年下で6歳のかわさきしんたろう選手に実力日本一の称号を持って行かれてから、このクラスの選手たちの心には熱く、煮え滾る炎が立ちのぼっているように感じられる今日のスターティング・グリッドであった。

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直線40メートルを制したのは、10番グリッドからスタートしたもりやまゆうき選手(Team Kamikaze Kids)だった。2番手にはイン側12番グリッドののざきこうが選手(TEAM RIVER)が続く。
第1コーナー緩い上り坂の右20Rから細長いS字を描く左20Rの第2コーナーへと向かい、ゆうき選手はここでトルクを一段上げて、後続のこうが選手を引き離しにかかる。そして左60度角ヘアピンカーブからダウンヒルへ突入したとき、ゆうき選手の作戦どおり、こうが選手との差は3~4バイクの差がついていた。
3番手のひらいはる選手(FIRST KIDS)はこうが選手と3バイク差、あとは4番手のいまいせいと選手(ちーむ4649)、5番手のこじまなお選手(LINE4)がそれぞれ1バイク差で続いていった。

このコースで最大の山場となる右、左のWヘアピンは、交互に昇り傾斜、下り傾斜を繰り返す非常にタフなコーナーの作りになっている。さらに微妙な体重移動が必要でもあることから、かなりのライディングテクニックが必要とされた。
ここでテクニックを発揮したのがなお選手だった。5番手でヘアピンカーブに突入したなお選手だが、最初の右カーブでスピードを殺さず、次の右ヘアピンカーブに入っていったのだ。当然、前を走るせいと選手に接近したが、残念ながらオーバーテイクのラインに入ることはできなかった。しかし、伝説のガールズライダー・わだそらり選手の走りを彷彿とさせるテクニックだった。

レースは次の左10Rコーナーで、トップのゆうき選手に2番手のこうが選手が肉迫。一時は3~4バイクの差があったものの、こうが選手がギアを一段上げてゆうき選手を追撃していた。それに気づいたゆうき選手が左、右と振れるクランクコーナーで再びギアチェンジ。最後の直線30メートルに入ったころには、逆に2番手との差を5バイクに広げ、振り切るようにしてそのままゴールした。

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優勝はもりやまゆうき選手、2位にのざきこうが選手、そして最後にこうが選手を猛追したひらいはる選手が3位となり、表彰台に昇る。

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盛り上がったのは4位争いだった。Wヘアピンで抜けなかったなお選手が、直線に入って一気にスパート。ゴール手前でせいと選手に並だが、僅差で5位に甘んじた。

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第2戦最終結果はこちら

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