2013年4月6日、ランバイクチャレンジシリーズ（RCS）のローカル戦として『ランバイクフレンドリーカップ（RFC）』が千葉県茂原市のモバラツインサーキットにて初開催された。
天候は事前の予報どおり曇りのち雨というあいにくな空模様。一部では爆弾低気圧に見舞われで大変だったようだが、茂原のRFC会場はイベント前半は曇りの時間も長く、ドライ路面でのランディングも経験でき楽しんでもらうことができた。子どもたちの元気が雨雲を少しの時間寄せ付けないでいてくれたようだ。
RCSと比較すると小規模ながら1次募集の定員を超える5クラス合計117名のエントリーを集め、関東地区だけでなく関西地区からのエントリーもあった。その中にはRCSの優勝者やランキング上位の選手たちの名前もあり、ハイレベルなレースになることが予想された。
コースは、本格的レーシングコースで知られるモバラツインサーキットの西コース。その半周約350mを使うロングコースを逆走する形式でレースが行われた。1コーナーまでは下り、2コーナーから先のS字区間は上り、左の5コーナーでまた短い下りになり、右の最終コーナー立ち上がりからゴールラインまでは上りというアップダウンがレースを面白くした。
1コーナーまでのホールショット争いはどのレースも見ごたえがあり、ギャラリーの歓声も湧き上がっていた。勝敗を分けたのはペース配分。逃げ切りをかけた選手が最後の上り区間で逆転される劇的な展開のレースがいくつかあった。そこには悔し涙を流す子ども、歓喜の声を上げ抱き合う親子、スポーツ競技で競いあったからこそのドラマだった。
レースに勝ち1番になる喜びを経験し自信をつけた子ども、日常ではなかなか経験できない勝負ごとに負けて悔しさを経験した子ども、どちらもランバイクレースに参加したことでまた一歩成長できたのではないだろうか。
●2歳クラス
かたよせ はると選手が優勝！ やまがみ ゆうご選手が2位入賞と地元千葉県勢が1-2フィニィッシュで意地を見せた。いしかわ りゅうた選手（埼玉県）が3位入賞し、関東勢が上位独占を果たした
▲優勝：No.1 かたよせ はると（team BLAST・千葉県）
▲2位：No.2 やまがみ ゆうご（あっちぇれらんど・千葉県）
▲3位：No.8 いしかわ りゅうた（チーム アグリ・埼玉県）
●3歳クラス
ガールズむらかみ こと選手が優勝！ 3位入賞もガールズやまざき かなで選手とガールズ選手の活躍が目立った。ふじた りゅうのすけ選手が2位となりTeam Kinoccoが1-2フィニィッシュを決めた
▲優勝：No.10 むらかみ こと（Team Kinocco・神奈川県）
▲2位：No.3 ふじた りゅうのすけ（Team Kinocco・神奈川県）
▲3位：No.9 やまざき かなで（green leaves・千葉県）
●4歳クラス
ハイスピードな三つ巴の雨中バトルを制したこさか まさと選手が優勝！ 2位にRCS第3戦終了時の2008年の部ランキングトップのいとう はやと選手、2009年組のあおき ななと選手が3位に食い込んだ
▲優勝：No.4こさか まさと（埼玉県）
▲2位：No.27 いとう はやと（green leaves・千葉県）
▲3位：No.27 あおき ななと（チームグラスライダー・神奈川県）
●5歳クラス
RCSの上位常連の実力者が顔を揃えた決勝レース。もりやま ゆうき選手が優勝！ 2位に三重県から遠征のたかしま ぎんたろう選手、やざき つきと選手が今回東京勢で唯一のお立ち台となる3位入賞
▲優勝：No.3 もりやま ゆうき（Team Kamikaze Kids・神奈川県）
▲2位：No.19 たかしま ぎんたろう（TEAM VIT・三重県）
▲3位：No.4 やざき つきと（FIRST KIDS・東京都）
●オープンクラス
愛知県から遠征してきた、あんどう りくと選手（写真右側）が怒涛のラストスパートから劇的な逆転劇で優勝！ 三重県から遠征のガールズわだ そらり選手が2位となり遠征組の活躍が目立った。しらがき ゆうま選手が3位で関東勢のトップに
▲優勝：No.6 あんどう りくと（写真右・ちーむ４６４９・愛知県）
▲3位：No.3 しらがき ゆうま（写真左・アッチェレランド・千葉県）
▲2位：No.9 わだ そらり（TEAM VIT・三重県）